東京株式(大引け)=443円高、後場上げ足加速し4万円台回復

市況
2024年7月2日 16時02分

2日の東京株式市場は朝方に日経平均が安く始まったが、その後は大きく切り返す展開となり、大引けで4万円大台を回復。約3カ月ぶりの高値をつけた。

大引けの日経平均株価は前営業日比443円63銭高の4万74円69銭と3日続伸。プライム市場の売買高概算は18億5011万株、売買代金概算は4兆5345億円。値上がり銘柄数は864、対して値下がり銘柄数は720、変わらずは61銘柄だった。

きょうの東京市場は、安く始まったもののすぐに地合いが急展開し、買い優勢の地合いに変わった。前日の米国株市場では米長期金利の上昇にもかかわらずハイテク株中心に買われ、ナスダック総合株価指数が最高値を更新したことや、外国為替市場で1ドル=161円台後半まで円安が進んだことなどが追い風となった。もっとも、東京市場で買われたのは海運や金融などバリュー株が中心で、半導体関連などハイテク株には下げる銘柄も散見された。日経平均は後場に入ると先物を絡めた買い戻しが加速し、フシ目の4万円大台を回復。後場取引終盤は伸び悩んだものの高値圏で売り物をこなし切った。業種別では33業種中31業種が上昇したが、個別では値上がり銘柄数が全体の5割強にとどまった。全体売買代金は4兆5000億円台と活況を呈した。

個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが活況高の様相を呈し、ディスコ<6146>も物色人気。三菱重工業<7011>が商いを伴い上昇した。川崎汽船<9107>が急伸をみせ値上がり率首位となったほか、日本郵船<9101>など海運株が人気。東京海上ホールディングス<8766>、任天堂<7974>が高く、第一三共<4568>も値を上げた。ミネベアミツミ<6479>も値を飛ばし、メルカリ<4385>も大幅高となった。スター・マイカ・ホールディングス<2975>も買われた。

半面、売買代金首位のレーザーテック<6920>が下値を模索、ソシオネクスト<6526>も軟調。ホンダ<7267>、ニデック<6594>も冴えない。高島屋<8233>も利食われた。ミガロホールディングス<5535>が急落、トーエネック<1946>も大幅安。ネクステージ<3186>、KeePer技研<6036>なども大きく水準を切り下げた。

出所:MINKABU PRESS

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