株価指数先物【引け後】 後場は日経平均型の買いで4万円台回復

市況
2024年7月2日 18時17分

大阪9月限

日経225先物 40110 +440 (+1.10%)

TOPIX先物 2857.5 +30.5 (+1.07%)

日経225先物(9月限)は前日比440円高の4万0110円で取引を終了。寄り付きは3万9500円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万9530円)にサヤ寄せする形から、売りが先行して始まった。現物の寄り付き直後には3万9450円まで売られたが、ナイトセッションで付けた安値(3万9450円)は割り込まず、その後はロングが強まった。前場中盤にかけて上昇に転じると、3万9940円まで上げ幅を広げた。買い一巡後は軟化し、後場の取引開始時には3万9640円と再び下げに転じたものの、その後はロングが優勢となった。後場中盤に前場に付けた高値を突破し4万円の大台を回復すると、終盤にかけて4万0190円まで上げ幅を広げた。

日経225先物は、シカゴ先物にサヤ寄せする形から売りが先行したが、ショートを強める流れにはならなかった、ナイトセッションで付けた安値水準まで下げた後は、リバウンドを強め、前場中盤にはボリンジャーバンドの+2σを上回る場面もみられた。買い一巡後は短期トレードを解消する流れになったが、後場の時間帯に入り再びロングの動きが強まったことで、+2σを明確に上放れた。

前場の時点ではTOPIX型優位の展開が目立っており、NT倍率は先物中心限月で一時13.94倍に低下していた。ただし、後場に入るとファーストリテイリング <9983> [東証P]が一段高となったほか、東京エレクトロン <8035> [東証P]がプラスに転じるなど、日経平均型のインデックス買いが引けにかけて断続的に入った影響により、日経平均株価を押し上げる形だった。これにより、NT倍率は14.03倍と14倍台を回復して終えた。

日経225先物はボリンジャーバンドの+2σを挟んで推移し、+3σに接近するトレンドをみせた。+2σはナイトセッションで4万0030円辺りに上昇し、+3σは4万0570円辺りで推移している。利食いをこなして4万円処で底堅さがみられてくるようだと、ショートカバーを交えての上昇が意識されてくるだろう。下期入りによる海外ファンド経由の新規資金が流入しているといった見方もされているようだ。

今週は米国で祝日を挟むことから積極的にポジションを傾けにくい状況だが、再び4万円台を回復してきたことで、押し目待ちの買い意欲は強いと考えられる。4日の独立記念日の祝日を前に、ヘッジ対応でロングの動きを強めてくる可能性もありそうだ。なお、来週には上場投資信託(ETF)の決算に伴う分配金を捻出するための換金売りの需給が見込まれる。ただし、想定されている需給イベントでもあるため、ショートに向かう形でロングを入れてくる可能性も想定しておきたい。

手口面(9月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が3万5571枚、ソシエテジェネラル証券が2万2323枚、サスケハナ・ホンコンが7342枚、JPモルガン証券が4069枚、バークレイズ証券が3555枚、SBI証券が3403枚、ゴールドマン証券が3056枚、モルガンMUFG証券が2481枚、日産証券が2151枚、野村証券が2060枚だった。

TOPIX先物は、ABNクリアリン証券が3万4775枚、ソシエテジェネラル証券が2万9468枚、JPモルガン証券が7810枚、モルガンMUFG証券が6053枚、サスケハナ・ホンコンが5372枚、バークレイズ証券が5297枚、ビーオブエー証券が3604枚、ゴールドマン証券が3464枚、BNPパリバ証券が1933枚、UBS証券が1771枚だった。

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