2日の米株式市場の概況、NYダウ162ドル高 テスラ急伸

市況
2024年7月3日 8時11分

2日の米株式市場では、NYダウが前日比162.33ドル高の3万9331.85ドルと続伸した。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が講演で、ディスインフレ傾向が再開している現状について触れつつ、今後についてはデータを重視する慎重姿勢を示した。市場の反応は総じて限定的なものとなったが、金利上昇が一服したことは株式相場にはポジティブな影響をもたらした。もっとも今週は祝日に絡む短縮取引と休場のほか、米雇用統計の公表を控えており、模様眺めのムードが強く商いは低調だった。4~6月期の世界販売台数の落ち込みが市場の想定よりも大きくはなかったと受け止められたテスラ<TSLA>が急伸した。

ビザ<V>とJPモルガン・チェース<JPM>が上伸し、ハネウェル・インターナショナル<HON>とスリーエム<MMM>がしっかり。バーンズ&ノーブル・エデュケーション<BNED>が大幅高となった。一方、ベライゾンコミュニケーションズ<VZ>が売られ、ナイキ<NKE>とマクドナルド<MCD>が冴えない展開となった。

ナスダック総合株価指数は149.463ポイント高の1万8028.763と続伸し、連日で最高値を更新した。アップル<AAPL>やアルファベット<GOOG>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>が買われ、ペイパル・ホールディングス<PYPL>が堅調。メタ・プラットフォームズ<META>が大きく水準を切り上げ、パラマウント・グローバル<PARA>が高い。半面、エヌビディア<NVDA>が下落し、インサイト<INCY>が下値を模索した。

出所:MINKABU PRESS

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