三菱重8連騰で最高値街道まい進、トランプ返り咲きのシナリオに乗り投資資金攻勢続く
三菱重工業<7011>が異色の上昇トレンドを構築、8連騰で1900円台に乗せ連日の上場来高値と気を吐いている。サイコロジカルラインはきょうを含めて今のところ11勝1敗という状況で、目先高値警戒感はあるものの機関投資家とみられる大口の買いが利食い圧力を呑み込んでいる。売買代金は全上場銘柄の中で首位となっている。地政学リスクに対応して日本政府は防衛費を増大させる方針を打ち出しており、改めて防衛関連に物色の矛先が向いている。そうしたなか、11月の米大統領選を前に先日行われたテレビ討論会では、トランプ前大統領が有利との見方が強まった。トランプ氏は同盟国である日本に防衛費拡大を強く促す政策スタンスを標榜していることで、防衛省との取引額で群を抜く同社の商機が高まるとの思惑が投資資金の継続的な流入につながっている。