クスリアオキが4日ぶり反発、25年5月期は営業利益35%増で実質増配へ
クスリのアオキホールディングス<3549>が4日ぶりに反発している。4日の取引終了後に発表した25年5月期連結業績予想で、売上高4850億円(前期比11.0%増)、営業利益251億700万円(同35.2%増)、純利益181億700万円(同47.1%増)と大幅増収増益を見込み、年間配当予想を14円と実質増配を予定していることが好感されている。
今期は、ドラッグストア70店舗の新規出店を計画するほか、既存店も品揃えの見直しや生鮮食品導入の改装の実施などに引き続き取り組む方針。また、小型店58店舗を除き、全店舗で青果・精肉・総菜の取り扱い完了を目指し、「フード&ドラッグ」の強化・拡大を図るとしている。一方、調剤薬局はドラッグストア併設調剤薬局70薬局の新規開局を計画している。
24年5月期決算は、売上高4368億7500万円(前の期比15.3%増)、営業利益185億6900万円(同21.4%増)、純利益123億700万円(同0.2%減)だった。
同時に、千葉県で食品スーパー4店舗を展開する木村屋(千葉県市原市)の全株式を8月21日付で取得し子会社化するほか、ムーミー(香川県高松市)が運営するスーパーマーケット7店舗を9月30日付で譲受するとあわせて発表した。なお、これらの業績への影響は精査中としている。
最終更新日:2024年07月05日 09時22分