ダウ先物は小幅高 明日のCPIに注目=米国株

市況
2024年7月10日 22時02分

米株価指数先物(9月限)(NY時間08:51)(日本時間21:51)

ダウ先物 39616(+20.00 +0.05%)

S&P500 5644.25(+13.00 +0.23%)

ナスダック100先物 20754.00(+75.50 +0.37%)

米株価指数先物市場でダウ先物は小幅高で推移している。前日にパウエルFRB議長が上院で議会証言を行ったが、米株式市場は方向感のない展開ではあったが、無難に通過している。議長は長期間に渡る高金利は経済成長を阻害する恐れがあると警告した一方、さらに良いデータが出れば、インフレが持続的に2%に向かっているという確信を強めると述べていた。

利下げは視野に入っているものの、データを確認したいとのこれまでの姿勢に変化がなかった。直近の経済指標に景気減速の兆候が見られていることから、市場ではもう少しハト派に傾斜するとの期待も出ていたが、議長のスタンスはこれまでと変わらなかった。米株式市場の反応は限定的だったものの、ネガティブな反応はなく、最高値圏での推移は維持している。議長は本日も下院で証言する。

市場はむしろ、明日の米消費者物価指数(CPI)や明後日の生産者物価指数(PPI)に注目しているようだ。それらは市場の利下げ見通しにとって重要な試金石になるとの見方も多い。「CPIが冷え込み、PPIも冷え込めば、9月利下げは織り込み済みとなるだろう」との声も出ている。

3M<MMM>が時間外で下落。パトラワラCFOが別の機会を求めて7月31日付で辞任すると発表した。同社は後任探しのプロセスを開始した。

特殊メモリの設計開発を手掛けるスマート・グローバル<SGH>が決算を受け時間外で上昇。1株利益が予想を上回ったほか、予想を上回る第4四半期の見通しも示した。

くら寿司USA<KRUS>が決算を受け時間外で下落。1株損失が予想外の赤字となったほか、通期の売上高見通しを下方修正した。

工業用ガスのエアープロダクツ&ケミカルズ<APD>が時間外で上昇。ハネウェル<HON>が同社のLNG部門を買収することで合意した。

(NY時間09:01)(日本時間22:01)時間外

3M<MMM> 99.55(-0.14 -0.14%)

エアープロダクツ<APD> 259.75(+5.05 +1.98%)

スマート・グローバル<SGH> 25.05(+1.83 +7.88%)

くら寿司USA<KRUS> 56.50(-1.97 -3.37%)

アップル<AAPL> 229.53(+0.85 +0.37%)

マイクロソフト<MSFT> 461.26(+1.72 +0.37%)

アマゾン<AMZN> 199.88(+0.54 +0.27%)

アルファベット<GOOG> 191.13(+0.69 +0.36%)

テスラ<TSLA> 263.14(+0.81 +0.31%)

メタ<META> 532.51(+2.51 +0.47%)

エヌビディア<NVDA> 133.95(+2.57 +1.96%)

AMD<AMD> 177.70(+0.60 +0.34%)

イーライリリー<LLY> 939.00(+6.50 +0.70%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.