ペロシ前下院議長、あくまで大統領が決めること
米民主党のペロシ前下院議長は、バイデン大統領が再選を目指す意向を支持するかに言及せず、「あくまで大統領が決めることだ」とTV番組で述べた。「時間がないので、われわれは皆、大統領に決断を促している」とも語った。また、大統領選に残ってほしいかどうかの質問に「彼が決めたことは何でもしてほしい」と答えた。
バイデン大統領はペロシ氏の発言から数時間後、ワシントンに集まった民主党の指導者たちに「選挙戦に留まる」と述べ、再び選挙戦に残る意向を改めて表明した。
しかし、反発は党の最大のセレブリティ支持者であり献金者の1人である俳優のジョージ・クルーニー氏にまで及び、同氏はバイデン大統領との資金集めパーティーに出席した僅か数週間後の水曜日に新たな候補者の擁立を求めた。
「この大統領では11月に勝つことはできない」とクルーニー氏はNYタイムズ紙に寄稿し、資金集めの席でのバイデン大統領は「討論会で目撃したのと同じ人物」だったと付け加えた。
クルーニー氏は、上院議員、下院議員、州知事とその懸念について話したと述べた上で「全員が民主党が両院の支配権を失うと考えている」と述べた。