今日の為替市場ポイント:日米欧の株高を意識して円売り継続の可能性

通貨
2024年7月11日 8時26分

10日のドル・円は、東京市場では161円26銭から161円59銭まで反発。欧米市場では161円43銭まで下げた後、161円81銭まで上昇し、161円71銭で取引終了。本日11日のドル・円は主に161円台で推移か。日米欧の株高を意識したリスク選好的な円売りが続く可能性がある。

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は7月10日に開かれた下院金融サービス委員会の公聴会に出席し、「インフレが克服されたと宣言する準備はまだできていないが、引き続き物価安定と低失業率の継続への道のりを歩んでいる」と証言した。この発言を受けて米長期金利は弱含みとなった。また、質疑応答では「利下げを妨げるものが除去されていることについてある程度の自信がある」と述べたが、「まだそう言える準備はできていない」とも伝えた。パウエル議長は米国経済の軟着陸を期待しており、株高の一因となった。為替については日米欧の株高を意識したリスク選好的な円売りが観測された。年内における米利下げの可能性は高いものの、短期的には米国経済の軟着陸を期待して主要通貨に対する円売りが続く可能性がありそうだ。

《CS》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.