Jリース Research Memo(6):利益成長により財務基盤の強化が進む。自己資本比率で約40%に到達

特集
2024年7月11日 16時06分

■業績動向

2. 財務状況と経営指標

ジェイリース<7187>の2024年3月期末の総資産は前期末比1,830百万円増の11,586百万円となった。うち流動資産は同1,688百万円増の9,373百万円であり、主な要因は、代位弁済立替金の増加1,170百万円、未収保証料の増加363百万円、収納代行立替金の増加302百万円などである。固定資産は同141百万円増の2,212百万円であり、主な要因は投資その他の資産の増加である。

負債合計は前期末比663百万円増の6,959百万円となった。うち流動負債は同690百万円増の6,817百万円であり、主な要因は前受金の増加401百万円などである。固定負債はほぼ変わらなかった。有利子負債残高は、同144百万円減の1,267百万円と抑制されている。

経営指標では、自己資本比率が39.9%(前期末は35.5%)、流動比率が137.5%(前期末は125.4%)と安全性の改善が著しい。ROE(自己資本当期純利益率)が44.3%(前期は57.2%)、ROA(総資産経営利益率)が24.5%(前期は26.5%)と効率性・収益性の高さも注目に値する。安定成長しながら収益を拡大しており、今後もさらに財務基盤が強化されるだろう。なお、新たな3ヶ年経営計画では、自己資本比率で50%以上、ROEで20~35%程度、それぞれ確保することが示された。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

《AS》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.