株価指数先物【引け後】 終日4万2000円を上回って推移

市況
2024年7月11日 18時15分

大阪9月限

日経225先物 42370 +430 (+1.02%)

TOPIX先物 2929.0 +13.5 (+0.46%)

日経225先物(9月限)は、前日比430円高の4万2370円で取引を終了。寄り付きは4万2460円と、シカゴ日経平均先物の清算値(4万2470円)にサヤ寄せする形で買いが先行した。直後に付けた4万2470円を高値に軟化し、前場中盤に4万2120円まで上げ幅を縮める場面もあった。もっとも、押し目待ちの買い意欲は強く、前場終盤にかけては4万2150円~4万2300円辺りで保ち合った。後場に入っても保ち合いが続いたが、終了間際には4万2470円と朝方に付けた高値水準まで上昇した。直後に4万2230円まで軟化するなど、やや荒い値動きをみせたが、終日4万2000円を上回っての推移だった。

日経225先物は買い先行で始まった後は、前場中盤にかけて利益確定に伴うロング解消の動きとなった。ただし、押し目買い意欲は強く、ショートを仕掛けてくる動きは限られていたとみられる。ファーストリテイリング <9983> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]、ソニーグループ <6758> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさ株の一角が日経平均株価を牽引していた。また、買い一巡後に利食いに押されていたソフトバンクグループ <9984> [東証P]が後場に入り上昇に転じた動きからも、海外ファンドによる資金流入が続いていたと考えられる。

ボリンジャーバンドの+2σはナイトセッションで4万2320円辺りまで上昇し、+3σは4万3590円まで拡大してきた。+2σが支持線として意識され、同水準では押し目狙いのロング対応に向かいそうだ。グローベックス米株先物は小安く推移しているが、6月の消費者物価指数(CPI)の発表を控えているほか、前日の大幅高の反動も出やすいところだろう。

ただし、市場の予想では前月から上昇率の鈍化が見込まれているため、予想の範囲内であれば利下げ期待が高まる可能性があり、エヌビディア<NVDA>などハイテク株物色が強まる展開もありそうだ。東京市場へ買いが波及する展開が期待されるなか、オプションSQ(特別清算指数算出)に絡んだ売買の影響も想定しておきたい。

なお、NT倍率は先物中心限月で14.46倍に上昇した。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角に利食いがみられていたが、後場の日経平均型のインデックス買いにより、上へのバイアスが強まる形となった。週末要因からリバランスの動きが入る可能性はありそうだが、方向性としては3月4日に付けた14.84倍が射程に入ってきた。

手口面(9月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が3万3407枚、ソシエテジェネラル証券が1万9454枚、サスケハナ・ホンコンが6606枚、バークレイズ証券が3596枚、JPモルガン証券が2767枚、ゴールドマン証券が2248枚、モルガンMUFG証券が2223枚、野村証券が2029枚、SBI証券が1722枚だった。

TOPIX先物は、ABNクリアリン証券が2万6816枚、ソシエテジェネラル証券が2万2613枚、JPモルガン証券が5422枚、バークレイズ証券が5308枚、サスケハナ・ホンコンが4384枚、モルガンMUFG証券が3293枚、ゴールドマン証券が3281枚、ビーオブエー証券が2791枚、野村証券が2050枚だった。

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