デルタ航空が決算受け下落 競争激化で航空券の価格下落が影響=米国株個別

材料
2024年7月11日 22時55分

(NY時間09:52)(日本時間22:52)

デルタ航空<DAL> 43.12(-3.75 -7.99%)

デルタ航空<DAL>が下落。取引開始前に4-6月期(第2四半期)決算を発表し、1株利益が予想を下回ったほか旅客収入も予想を下回った。ガイダンスも公表し、第3四半期の1株利益の見通しが予想を下回っている。

国内市場での競争激化が航空券の価格を押し下げている。特に低価格のLLCが需要が増える夏のシーズンに追加した座席を埋めるために競争を高めている。

バスティアンCEOは「供給過剰が大幅な値引きにつながった。誰もがそうであるように影響を受ける。航空券の値下げは6ー8月にかけて特に深刻で、業界のキャパシティが需要を3―4%上回っていると推定。航空各社はすでに、9月からキャパシティを縮小することで、問題解決に乗り出している」と述べた。

同社は主要空港のハブ空港と国際線ネットワークが完全に回復したいま、成長を減速させる予定で、第3四半期のキャパシティ拡大は6%以下になる見込みだという。

同社は年間5億ドルの人件費増、3.5億ドルの整備費増など、重いコストと格闘している。効率性の指標となる、座席を1マイル飛ばすための燃料費以外のコストは、2023年から2%増加。

(4-6月・第2四半期)

・1株利益(調整後):2.36ドル(予想:2.38ドル)

・売上高:154.1億ドル 5.4%増(予想:154.3億ドル)

旅客:138.4億ドル 4.8%増(予想:139.2億ドル)

貨物:1.99億ドル 16%増(予想:1.68億ドル)

・旅客搭乗率:87.0%(予想:87.9%)

・有効座席マイル(ASM):746.6億マイル(予想:736.5億マイル)

・有償旅客マイル(RPM):652.4億マイル(予想:647.5億マイル)

(7-9月・第3四半期見通し)

・1株利益(調整後):1.70~2.00ドル(予想:2.04ドル)

(通期見通し)

・1株利益(調整後):6.00~7.00ドルに据え置き(予想:6.60ドル)

・FCF:40億ドルに据え置き

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.