東京株式(前引け)=前日比835円安、急激な円高も警戒され売り膨らむ
12日前引けの日経平均株価は前日比835円10銭安の4万1388円92銭。前場のプライム市場の売買高概算は9億9482万株、売買代金概算は2兆9720億円。値上がり銘柄数は1085、値下がり銘柄数は508、変わらずは50銘柄だった。
日経平均株価は大幅安。前日の米株式市場では、半導体関連などハイテク株が下落しナスダック指数が急落した。これを受け、連日の最高値更新を演じていた日経平均株価も下落に転じた。日経平均株価の下げ幅は一時1000円を超えた。為替は1ドル=159円20銭前後と前日夕方に比べ大幅な円高となったことも警戒された。政府・日銀による為替介入が実施されたとの観測も出ている。半導体や電子部品などハイテク株に利益確定売りが膨らみ、銀行や自動車株が安い。
個別銘柄では、ディスコ<6146>や東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>が安く、ソニーグループ<6758>やTDK<6762>が値を下げた。トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>が軟調で三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>が売られた。半面、SHIFT<3697>やベイカレント・コンサルティング<6532>が高く、ニトリホールディングス<9843>やオリエンタルランド<4661>、メルカリ<4385>がしっかり。