シティが決算受け下落 通期コストの見通しを嫌気=米国株個別

材料
2024年7月13日 0時32分

(NY時間11:32)(日本時間00:32)

シティグループ<C> 63.84(-1.87 -2.85%)

シティグループ<C>が下落。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、株式トレーディングが好調で、市場部門の収入が予想を上回った。純受取利息(NII)も予想を上回っている。これを受けて時間外で株価はポジティブな反応を示していたものの、通常取引に入ると下げに転じている。

市場はコストの見通しを嫌気している模様。同銀は通期のコストについて、従来示した予想レンジの上限になる可能性が高いことを明らかにした。過去数カ月に規制面で一連の制裁金に直面した。通期のコストは従来示した予想レンジ、535億-538億ドルの上限になる可能性が高いと述べている。

同銀はフレーザーCEOの下で大規模な組織再編を進める中、コスト削減を目指す取り組みは多くの投資家が期待していたほど一筋縄にはいかない可能性を今回のガイダンスは示唆している。

(4-6月・第2四半期)

・1株利益:1.52ドル(予想:1.40ドル)

・経常収益(調整後):201.4億ドル(予想:201.1億ドル)

市場部門:50.9億ドル(予想:47.5億ドル)

FICC:35.6億ドル(予想:36.1億ドル)

株式:15.2億ドル(予想:11.3億ドル)

バンキング:16.3億ドル(予想:15.5億ドル)

投資銀行:8.53億ドル(予想:8.70億ドル)

・純受取利息(NII):134.9億ドル(予想:132.2億ドル)

・融資残高:6877億ドル(予想:6805億ドル)

・預金残高:1.28兆ドル(予想:1.31兆ドル)

・貸倒引当金:24.8億ドル(予想:26.0億ドル)

(通期見通し)

・経常収益(調整後):800~810億ドル

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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