ダウ平均は3日続伸 本日はIT・ハイテク株も買い戻し=米国株序盤

市況
2024年7月13日 1時53分

NY株式12日(NY時間12:42)(日本時間01:42)

ダウ平均   40054.79(+301.04 +0.76%)

ナスダック   18445.72(+162.31 +0.89%)

CME日経平均先物 41390(大証終比:+220 +0.53%)

きょうのNY株式市場、ダウ平均は3日続伸。前日に利益確定売りが強まっていたIT・ハイテク株も本日は買い戻しが入り、ナスダックは一時大幅高となった。取引開始前に6月の米生産者物価指数(PPI)が発表になり、予想を上回る結果だったものの、米株式市場の反応は限定的となっている。前日の米消費者物価指数(CPI)を受けて、市場はFRBの利下げ期待を高めているが、その雰囲気に変化はない。

市場は9月の利下げを完全に織り込んでおり、場合によっては年内3回の利下げの可能性も見出している状況。前日はIT・ハイテク株に利益確定売りが強まっていた一方、これまで出遅れ感が出ていた産業や住宅、不動産、公益などに物色の手が回り、いわゆるローテーションの動きが見られていたが、本日もその動きが続いている。

ただ、取引開始前に決算を発表していた大手銀は冴えない反応を示しているが、市場全体への影響は出ていない。JPモルガン<JPM>、シティグループ<C>、ウェルズ・ファーゴ<WFC>が決算を発表していたが、想定市場に経費が嵩んでいることが嫌気されている模様。

来週以降、決算が本格化してくる。市場は事前のハードルを上げているが、年内の金利の道筋がある程度見えてきた中で、果たしてどのような反応を見せるか注目される。「投資家はすでに決算へのハードルを上げている。その結果、第2四半期の決算シーズンは、指数の上昇よりもむしろ、市場のボラティリティを高めるきっかけになるリスクも高い」との声も出ているようだ。

AT&T<T>とスノーフレイク<SNOW>が下落。AT&Tが今年初めに報告されたものとは別に、顧客データが大規模なハッキングに見舞われていたことを明らかにした。スノーフレイク<SNOW>のクラウドプラットフォーム上のワークスペースから不正にダウンロードされたと特定。

電気自動車(EV)用急速充電ネットワークのEVゴー<EVGO>が大幅高。アナリストが目標株価を従来の3ドルから5ドルに引き上げた。

ボーイング<BA>が軟調。前日引け後に737MAXシリーズを発注している一部顧客に対し、2025年と26年に予定していた納入がさらに遅れる恐れがあると伝えていたことが明らかとなった。

AT&T<T> 18.77(-0.10 -0.50%)

スノーフレイク<SNOW> 135.32(-2.86 -2.07%)

EVgo Inc<EVGO> 3.80(+0.43 +12.61%)

ボーイング<BA> 181.44(-2.47 -1.34%)

アップル<AAPL> 230.86(+3.29 +1.44%)

マイクロソフト<MSFT> 453.77(-0.93 -0.20%)

アマゾン<AMZN> 194.53(-0.52 -0.27%)

アルファベットC<GOOG> 187.04(-0.26 -0.14%)

テスラ<TSLA> 249.77(+8.74 +3.62%)

メタ<META> 504.21(-8.49 -1.66%)

AMD<AMD> 185.15(+3.21 +1.76%)

エヌビディア<NVDA> 130.34(+2.94 +2.31%)

イーライリリー<LLY> 946.15(+12.01 +1.29%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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