コニシ Research Memo(5):化成品は自動車向けを中心に堅調に推移して、増収増益

特集
2024年7月16日 13時05分

■コニシ<4956>の業績動向

(2) 化成品

化成品の売上高は39,305百万円(前期比13.4%増)、営業利益は1,315百万円(同4.0%増)となった。主な業界別状況は以下のとおりであるが、化成品は「収益認識に関する会計基準」の影響を最も大きく受けるため、「収益認識適用前」での開示となっている。「収益認識適用前」のセグメント売上高は、67,033百万円(同3.2%増)であった。

a) 自動車:売上高27,484百万円(前期比15.6%増)

ハイブリッド車(HV)向け車載部品用商材の増加により売上高は大きく伸長した。

b) 化学工業:売上高8,103百万円(同8.8%減)

中国景気減退の影響を受け、樹脂原料が低調に推移した。また、同社製品の販売先である住宅関連業界の低迷の影響も受けた。

c) 電子・電機:売上高7,663百万円(同4.8%増)

スマートフォンやパソコン等の商材は減少したものの、他商材が順調に推移して増収となった。

d) 塗料:売上高4,025百万円(同2.3%減)

塗料の需要減により低調に推移した。

e) 丸安産業(株)(連結子会社):売上高14,955百万円(同6.8%減)

コンデンサ向け材料が低調に推移した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《AS》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.