バンカメが決算受け上昇 NIIは予想を若干下回るも、年末までには増加の見通しを示す=米国株個別

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2024年7月16日 22時41分

(NY時間09:39)(日本時間22:39)

バンカメ<BAC> 43.15(+1.26 +3.01%)

バンカメ<BAC>が上昇。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、トレーディング部門の収益が予想を上回った。債券・為替・商品(FICC)は予想を下回ったものの、株式が好調だった。純受取利息(NII)は予想を若干下回っていたが、年末までには増加するとの見通しを示した。10-12月期(第4四半期)には恐らく145億ドル程度に増えるとの見通しを示している。

モイニハンCEOは「主力のコンシューマーバンキング事業の強さと収益力は、グローバルマーケッツ、グローバルバンキング、ウェルスマネジメント事業の成長と収益性によって補完されている」と説明。

ディールメーキングが回復しているが、同銀も投資銀行業務の手数料を押し上げ、手数料収入は28%増加した。ただ、ウェルス・投資銀行部門の収入は予想範囲内ではあった。

(4-6月・第2四半期)

・1株利益:0.83ドル(予想:0.81ドル)

・経常収益(調整後):253.8億ドル(予想:253.2億ドル)

トレーディング:46.8億ドル(予想:45.3億ドル)

FICC:27.4億ドル(予想:28.0億ドル)

株式:19.4億ドル(予想:17.3億ドル)

ウェルス・投資銀行:55.7億ドル(予想:55.8億ドル)

純受取利息(NII):137億ドル(予想:138億ドル)

・貸倒引当金:15.1億ドル(予想:15.0億ドル)

・融資残高:1.06兆ドル(予想:1.05兆ドル)

・預金残高:1.91兆ドル(予想:1.93兆ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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