モルガン・スタンレーが決算受け下落 ウェルス・マネジメント部門が予想下回る=米国株個別
(NY時間09:55)(日本時間22:55)
モルガン・スタンレー<MS> 104.05(-1.21 -1.15%)
モルガン・スタンレー<MS>が下落。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、主力部門のウェルス・マネジメントが予想を下回ったことが嫌気されている。
一方、トレーディング部門や投資銀行、アドバイザリー部門は好調で全体の経常収益は予想を上回った。投資銀行部門の手数料は51%増えた。ウェルス・マネジメント事業の新規資産純増額は364億ドルとなり、年間目標達成に必要なペースに届かなかった。
ピックCEOは「資本市場環境が改善する中、われわれは今四半期も好調な業績を達成した」と説明した。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益:1.82ドル(予想:1.65ドル)
・経常収益(調整後):150.2億ドル(予想:142.7億ドル)
ウェルス・マネジメント:67.9億ドル(予想:68.6億ドル)
株式:30.2億ドル(予想:26.8億ドル)
FICC:20.0億ドル(予想:18.6億ドル)
投資銀行:16.2億ドル(予想:13.7億ドル)
アドバイザリー:5.92億ドル(予想:5.23億ドル)
株式引受:3.52億ドル(予想:3.47億ドル)
債券引受:6.75億ドル(予想:5.16億ドル)
・純受取利息(NII):20.7億ドル(予想:17.8億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース