モルガン・スタンレーがプラスに転じる アナリストはトレーディングや投資銀行を評価=米国株個別
(NY時間12:01)(日本時間01:01)
モルガン・スタンレー<MS> 107.45(+2.19 +2.08%)
モルガン・スタンレー<MS>がプラスに転じている。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、主力部門のウェルス・マネジメントが予想を下回ったことが嫌気され、取引開始直後は売りが先行した。
しかし、アナリストからは、トレーディング部門や投資銀行、アドバイザリー部門は好調で全体の経常収益が予想を上回った点を評価する分析が相次いだ。投資銀行部門の手数料は51%増加している。
ピックCEOは「資本市場環境が改善する中、われわれは今四半期も好調な業績を達成した」と説明していた。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益:1.82ドル(予想:1.65ドル)
・経常収益(調整後):150.2億ドル(予想:142.7億ドル)
ウェルス・マネジメント:67.9億ドル(予想:68.6億ドル)
株式:30.2億ドル(予想:26.8億ドル)
FICC:20.0億ドル(予想:18.6億ドル)
投資銀行:16.2億ドル(予想:13.7億ドル)
アドバイザリー:5.92億ドル(予想:5.23億ドル)
株式引受:3.52億ドル(予想:3.47億ドル)
債券引受:6.75億ドル(予想:5.16億ドル)
・純受取利息(NII):20.7億ドル(予想:17.8億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース