ダウ先物は反落 半導体関連株に時間外で売り強まる=米国株

市況
2024年7月17日 22時05分

米株価指数先物(9月限)(NY時間08:49)(日本時間21:49)

ダウ先物 41135(-120.00 -0.29%)

S&P500 5661.50(-55.75 -0.98%)

ナスダック100先物 20296.50(-301.50 -1.46%)

米株価指数先物市場でダウ先物が反落しているほか、S&P500、ナスダック100は大幅安となっている。IT・ハイテク株に調整売りが強まっており、株価指数を圧迫。そのような中で出遅れや小型株へのローテーションは続いている。

本日は時間外でAI関連の半導体株への売りが目立っており、S&P500とナスダック100を押し下げている。バイデン政権が同盟国に対して、同国企業が中国への技術提供を継続すれば、貿易制限措置の利用を検討すると伝えたことが嫌気されている。また、トランプ氏が台湾防衛の責務が米国にあるのか疑問を呈したことで台湾のTSMCが下落していることも影を落としている。

また、ダウ先物も前日のダウ平均の700ドル超の大幅高からの下げが出ている。ただ、ダウ平均に関しては「過去2年間、S&P500に遅れをとっていた。しかしこの夏、ダウ平均には新しい風が吹いている。それは株高がIT・ハイテク企業という狭い範囲から、経済全体を通してより幅広い企業へと広がっていくという期待からだ」との声が出ている。

市場はFRBの利下げに楽観的になっており、小型株や資金調達コストの高い企業に恩恵をもたらすと見られている。短期金融市場では9月利下げの可能性を完全に織り込む動きが出ている。

発電プラットフォームの開発を手掛けるブルーム・エナジー<BE>が時間外で上昇。コアウィーブ社にAIデータセンター向け電力ソリューションを提供すると発表した。コアウィーブ社はGPUに特化したクラウドプロバイダーで、エヌビディア<NVDA>が出資している。

工作キット、パーティーグッズなど日用品の廉価販売を手掛けるファイブ・ビロウ<FIVE>が時間外で下落。5-7月期(第2四半期)のガイダンスを公表し、1株利益の見通しを下方修正したほか、既存店売上高も予想を下回る見通しを示した。同社はアンダーソンCEOの退任も発表。

格安航空のスピリット航空<SAVE>が時間外で下落。第2四半期の暫定決算を公表しており、航空券以外の収入が予想を下回ったと発表した。売上高は約1.28億万ドルを予想。

ジョンソン&ジョンソン<JNJ>が取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。医療機器の売上は予想を下回ったものの、医薬品の販売が好調だった。ただ、通期の1株利益の見通しを下方修正した。株価は時間外で小幅安で推移。

引け後の決算ではユナイテッド航空<UAL>、アルコア<AA>が発表予定。

(NY時間08:59)(日本時間21:59)時間外

マイクロン<MU> 122.00(-5.49 -4.31%)

クアルコム<QCOM> 200.03(-9.61 -4.58%)

ブロードコム<AVGO> 163.10(-6.28 -3.70%)

アーム<ARM> 169.82(-8.95 -5.01%)

ジョンソン&ジョンソン<JNJ> 150.61(-0.40 -0.26%)

スピリット航空<SAVE> 3.00(-0.16 -5.06%)

ファイブ・ビロウ<FIVE> 87.52(-14.55 -14.25%)

ブルーム・エナジー<BE> 16.40(+1.32 +8.75%)

アップル<AAPL> 230.11(-4.71 -2.01%)

マイクロソフト<MSFT> 444.10(-5.42 -1.21%)

アマゾン<AMZN> 191.20(-1.82 -0.94%)

アルファベット<GOOG> 184.57(-0.93 -0.50%)

テスラ<TSLA> 250.70(-5.86 -2.28%)

メタ<META> 480.44(-9.35 -1.91%)

エヌビディア<NVDA> 121.24(-5.12 -4.05%)

AMD<AMD> 169.90(-7.65 -4.31%)

イーライリリー<LLY> 912.00(-29.60 -3.14%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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