ＧＥベルノバが下落　マサチューセッツ州沖の洋上風力発電の事故を嫌気＝米国株個別

（NY時間13:56）（日本時間02:56）

ＧＥベルノバ<GEV>　166.54（-16.20　-8.87%）

発電設備を手掛けるＧＥベルノバ<GEV>が大幅安。株価は一時１６２ドル台まで下落する場面が見られた。直接の悪材料は見当たらないが、週末にマサチューセッツ州マーサズ・ヴィニヤード近郊で発生した、建設中の８００メガワット級の洋上風力発電の「ウィニヤード・ウインド・プロジェクト」の事故を嫌気している模様。

同社は現場で使用されているハリアデＸタービンを製造しており、このプロジェクトのタービンとブレードの製造および設置請負業者として、事故の根本的な原因分析を行っている。

今回の事故は、ホワイトハウスでの２期目を目指すトランプ氏も含め、洋上風力発電プロジェクトの監視強化を求める声を強める恐れがあるという。

同社はメールで「安全かつ効率的に瓦礫を封じ込め、撤去作業を行いつつ調査中である」と述べた。

【企業概要】

OECD諸国をはじめ世界各国で、陸上・洋上風力や水力を含む、より信頼性が高く持続可能な電力システムを構築し、発電・送電・調整・変換・貯蔵を行う製品とサービスを提供する。電化と脱炭素化、需要増への対応、排出量の抑制・削減を通じたエネルギー転換の推進など、顧客の具体的な取り組みを支援する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース