ユナイテッド航空が決算受け時間外で軟調 航空券の値引きが圧迫=米国株個別

材料
2024年7月18日 5時46分

(NY時間16:45)(日本時間05:45)時間外

ユナイテッド航空<UAL> 46.84(-0.10 -0.21%)

ユナイテッド航空<UAL>が時間外で軟調。引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。旅客収入は予想を若干下回っている。ただ、株価は冴えない反応。第3四半期の1株利益の見通しが予想を下回ったことが嫌気されている模様。

格安航空が国内旅行者を誘致するために航空券の値引きを実施したため、業界最大手でさえ夏の記録的な旅行を十分に生かすことができていない。同社も、先週決算を発表したデルタ航空<DAL>と同様に、格安航空による値下げが重くのしかかっていると警告している。大手航空も競争力維持のために追随せざるを得なくなっている。

ユナイテッド航空の第2四半期の基本エコノミー運賃の売上は38%増加したが、プレミアム運賃の売上は8.5%の増加に留まった。一方、同社は8月中旬以降に値下げ圧力は緩和する可能性があると言及。第4四半期には国内線のキャパシティを3%ポイント削減する予定だと述べている。

(4-6月・第2四半期)

・1株利益(調整後):4.14ドル(予想:3.93ドル)

・売上高:149.9億ドル 5.7%増(予想:150.4億ドル)

旅客収入:136.8億ドル(予想:137.4億ドル)

貨物:4.14億ドル(予想:3.77億ドル)

その他:8.92億ドル(予想:8.81億ドル)

・座席マイル当たりの旅客収入(PRASM):17.17セント

・有償旅客マイル:670.6億(予想:677.3億)

・有効座席マイル:796.8億(予想:787.3億)

・ロードファクター:84.2%(予想:85.9%)

・燃料消費量:11.3億ガロン(予想:11.2億ガロン)

・燃料1ガロンの平均価格:2.76ドル 3.8%増(予想:2.81ドル)

(7-9月・第3四半期)

・1株利益(調整後):2.75~3.25ドル(予想:3.38ドル)

(通期見通し)

・1株利益(調整後):9~11ドル(予想:9.7ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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