米国株見通し：上げ渋りか、調整売りに警戒
（13時20分現在）
S&P500先物 5,650.00（+11.00）
ナスダック100先物 20,051.50（+54.00）
米株式先物市場でS&P500先物は、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は95ドル高。米金利の戻りは鈍く、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。
17日の主要3指数はまちまち。ナスダックとS&Pは反落したが、ダウは243ドル高の41198ドルと6日続伸で最高値を連日更新した。タカ派的と位置付けられる金融当局者が引き締め的な政策の長期化に慎重姿勢を示し、連邦準備制度理事会（FRB)の9月から年内2回の利下げ期待がさらに高まった。経済指標は堅調だったが、長期金利は低下。好業績銘柄を中心に買われた一方、台湾有事への警戒からでハイテクは売られた。
本日は上げ渋りか。今晩のフィラデルフィア連銀製造業景気指数と景気先行指標は改善が予想され、ソフトランディングを期待した買いが入りやすい。好業績の金融をはじめ、景気敏感や消費などが選好される見通し。一方で、早期利下げを見込んだ買いは一服。また、指数は最高値圏で推移しており、利益確定や持ち高調整の売りが一段の上値を抑える可能性があろう。ネットフリックスの決算発表でハイテクの値動きも注目される。
《TY》
