アジア株 上海株の下げは限定的、元安に歯止め 3中総会「それなり」の政策期待も

市況
2024年7月18日 14時20分

アジア株 上海株の下げは限定的、元安に歯止め 3中総会「それなり」の政策期待も

東京時間14:05現在

香港ハンセン指数   17784.77(+45.36 +0.26%)

中国上海総合指数  2959.25(-3.61 -0.12%)

台湾加権指数     23273.90(-495.92 -2.09%)

韓国総合株価指数  2804.55(-38.74 -1.36%)

豪ASX200指数    8033.20(-24.69 -0.31%)

インドSENSEX30種  80809.50(+92.95 +0.12%)

アジア株は軒並み下落、前日のナスダック大幅下落を受け半導体などハイテク関連が総じて下落している。ただ、米利下げ期待の買いが支えとなっているほか、時間外でナスダックが上昇していることを受け、アジア株は売り一巡後は下げ渋っている。香港株とインド株はプラスに転じている。

タカ派代表格のウォラーFRB理事が「利下げが可能になる地点に近づきつつある」とコメント。米CPIなど受け年内の米利下げ回数がFRB想定よりも増える可能性がある。FRBは年内利下げ1回を想定しているが、マーケットは2回から3回と見ている。

香港株はプラス圏を回復、米利下げ期待の買いが支え。中国海洋石油や中国石油化工などエネルギー関連の一角が上昇。美団やネットイース、シャオミなどハイテク関連の一角も買い戻されている。

上海株は下落も下値は限定的。人民元が上昇していることを受け、投資家心理がやや改善している。トランプ前大統領が「ドル高は大きな問題だ」と述べ、ドルに対する円と人民元の弱さを指摘した。トランプ発言を受けドルが対人民元で下落している。きょう閉幕する重要会議「3中総会」への政策期待も広がっている。大規模な政策は期待できないが、的を絞った「それなり」の政策が打ち出されるか。

台湾株は大幅下落、約2週間ぶり安値をつけている。ナスダック大幅安が嫌気されており聯発科技や聯華電子、創意電子、世芯電子、祥碩科技など半導体関連が大幅安となっている。TSMCは3.1%安、2週間ぶりに1000台湾ドルの大台を割り込んでいる。台湾株は連日史上最高値を更新していたため、米ハイテク株の下げをきっかけに調整売りに押されやすい。

出所:MINKABU PRESS

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