ダウ先物は反落 時間外でIT・ハイテク株には買い戻し=米国株

市況
2024年7月18日 22時05分

米株価指数先物(9月限)(NY時間08:54)(日本時間21:54)

ダウ先物 41402(-95.00 -0.23%)

S&P500 5653.75(+14.75 +0.26%)

ナスダック100先物 20139.50(+142.00 +0.69%)

米株価指数先物市場でダウ先物は反落の一方、S&P500、ナスダック100は反発。前日に売りが強まったIT・ハイテク株の下げが本日は一服している。台湾のTSMCの決算が好調だったことで、センチメントを若干回復しているようだ。

IT・ハイテク株はAI関連の半導体を中心に年初から驚異的な上昇を見せたが、前日は一気に利益確定売りが強まっていた。すでに発表されている一部企業の弱いガイダンスと、バイデン政権の対中政策に関するニュースを背景に売り圧力を受けた。

ただ「目先はIT・ハイテク株の調整は続く可能性が警戒されるものの、長期の投資家はファンダメンタルズの見通しが堅調なことから、IT・ハイテク株へのエクスポージャーを維持すべきだ」との声も聞かれる。一方、出遅れ株や小型株のローテーションへの期待も高まっている。FRBが近いうちに利下げに踏み切るという確信を市場は強めており、ローテーションを後押ししているという。

「市場はIT・ハイテク株に息切れの兆候が出る中で、他のセクターにも物色の手が広がることを望んでいる。しかし、景気減速の足音がする中で、どの程度の広がりを見せるかは未知数」との声も出ている。

ドミノ・ピザ<DPZ>が時間外で大幅安。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、米既存店売上高が予想を下回る伸びとなった。値引きや新商品投入が不十分であった。

メディア大手のワーナー・ブラザース・ディスカバリー<WBD>が時間外で上昇。同社は動画ストリーミングとスタジオ事業をテレビネットワークから分離する計画を検討していると伝わった。

植物性代替肉を手掛けるビヨンド・ミート<BYND>が時間外で大幅安。バランスシート再構築の協議開始で債権保有者グループと交渉をしたと報じられた。

テクス・メクス料理のレストランを運営するチュイズ<CHUY>が時間外で急伸。ダーデン・レストランツ<DRI>が同社を買収することで合意した。

本日は引け後にネットフリックス<NFLX>の決算が発表予定。

(NY時間09:04)(日本時間22:04)時間外

ビヨンド・ミート<BYND> 6.20(-0.97 -13.53%)

ワーナー・ブラザース<WBD> 8.85(+0.53 +6.37%)

ドミノ・ピザ<DPZ> 403.50(-69.77 -14.74%)

チュイズ<CHUY> 37.09(+11.82 +46.77%)

アップル<AAPL> 230.90(+2.02 +0.88%)

マイクロソフト<MSFT> 446.18(+2.66 +0.60%)

アマゾン<AMZN> 190.80(+2.87 +1.53%)

アルファベット<GOOG> 184.20(+1.58 +0.87%)

テスラ<TSLA> 251.32(+2.82 +1.13%)

メタ<META> 472.30(+10.31 +2.23%)

エヌビディア<NVDA> 121.85(+3.86 +3.27%)

AMD<AMD> 163.49(+4.06 +2.55%)

イーライリリー<LLY> 913.75(+8.16 +0.90%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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