レスリーズが暫定決算受け大幅安 通期見通しを下方修正 悪天候と大口裁量消費の低迷が影響=米国株個別
(NY時間10:18)(日本時間23:18)
レスリーズ<LESL> 2.87(-1.21 -29.66%)
プールやスパを手掛けるレスリーズ<LESL>が大幅安。4-6月期(第3四半期)の暫定決算を公表しており、1株利益、売上高とも予想を下回る見通しを示した。25年度通期のガイダンスも公表し、見通しを下方修正している。
寒く雨の多い天候が5月まで続き、非季節性市場ではプール営業日数が減少し、季節性市場ではプールシーズンの開始が遅れたことが影響したと説明している。また、長引くインフレと高金利がプールオーナーの財布を圧迫しており、大口の裁量消費カテゴリーが引き続き低迷しているとも述べた。
今回の暫定決算の公表を受けて、アナリストからの目標株価引き下げが相次いでいる。「見通しの下方修正の規模は最も弱気な予想も超えており、負債拡大によるリスク・プロファイルが劇的に強まり、同社株に悪循環を引き起こす可能性が高い」と述べている。
(4-6月・第3四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.32~0.33ドル(予想:0.42ドル)
・売上高:約5.70億ドル(予想:6.15億ドル)
・EBITDA(調整後):1.08~1.09億ドル(予想:1.31億ドル)
(25年度通期見通し)
・1株利益(調整後):0.03~0.09ドル(従来:0.25~0.33ドル)(予想:0.28ドル)
・売上高:13.2~13.5億ドル(従来:14.1~14.7億ドル)(予想:14.2億ドル)
・EBITDA(調整後):1.17~1.31億ドル(従来:1.70~1.90億ドル)
【企業概要】
米国内において、家庭・施設向けにプールやスパを直販し、アフターケアサービスも提供する。ブランド拠点ネットワークと強固なデジタルプラットフォームを基盤に、独自のプロ仕様の製品を幅広く取り揃え、経験豊富なサービス技術者による認証施工・修理サービスも提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース