ディスコは3日続落、第1四半期最終利益87%増も市場予想に届かず
ディスコ<6146>は3日続落している。18日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高827億9900万円(前年同期比53.4%増)、営業利益333億7600万円(同96.7%増)、純利益237億1300万円(同87.0%増)と大幅増益となったものの、純利益で240億円強を見込んでいた市場予想を下回ったことから、失望売りが出ているようだ。
生成AIの需要拡大により、IC向けダイサー(切断装置)やグラインダー(研削装置)などの精密加工装置の出荷が増加。また、顧客の設備稼働率などに連動して、消耗品である精密加工ツールの出荷も堅調に推移し、全体の出荷額は1011億円と初めて1000億円を突破し四半期最高を記録した。また、検収も順調に進捗したほか、円安も寄与し大幅な増収増益となった。
同時に、第2四半期累計(4~9月)業績予想も発表した。売上高1684億円(前年同期比33.4%増)、営業利益660億円(同46.6%増)、純利益468億円(同43.1%増)を見込み、中間配当予想を108円(前年同期76円)とした。