東京株式(前引け)=前日比173円安、4万円ラインを巡る攻防に
19日前引けの日経平均株価は前日比173円73銭安の3万9952円62銭。前場のプライム市場の売買高概算は7億5669万株、売買代金概算は1兆8801億円。値上がり銘柄数は386、値下がり銘柄数は1218、変わらずは42銘柄だった。
日経平均株価は4万円ラインを巡る攻防となった。前日の米株式市場は、ハイテクや金融株などに利益確定売りが膨らみNYダウが533ドル安と7日ぶりに反落した。これを受け、日経平均株価は4万円を割り込んでスタート。一時下落幅は300円を超えたが、下値には買いが入り売り一巡後はプラス圏に浮上する場面があった。しかし、上値は重く、その後、再びマイナス圏に転じた。業種別では海運や空運、不動産などが安く、精密機器が高い。為替相場は1ドル=157円40銭台へ前日夕方に比べ円安が進行している。
個別銘柄では、ディスコ<6146>や三菱重工業<7011>が安く、ソフトバンクグループ<9984>やホンダ<7267>が下落。ソニーグループ<6758>、ファーストリテイリング<9983>、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が値を下げた。半面、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>が高く、キーエンス<6861>や信越化学工業<4063>がしっかり。