10万円以下で買える、財務健全&低PER 32社【プライム】編 <割安株特集>
少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。SBI証券と楽天証券のネット証券大手2社が株式の売買手数料無料化を打ち出すなど、投資家は手数料を気にせずに売買することが可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、赤字決算や無配の企業も数多くあることには注意が必要だ。
東証プライム上場企業では256銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、財務体質の安全性を見る指標の1つである「株主資本比率」に注目してみた。株主資本は株主からの払込金と、過年度からの利益の蓄積で構成される。負債とは異なり返済・支払を必要としない資金であるため、総資産に対する比率が高いほど財務の安定性が高いとされる。また、割安株という観点から予想PER(株価収益率)が市場平均を下回る銘柄に絞り込んだ。
下表は東証プライム上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)株主資本比率が50%以上、(3)予想PERが15倍未満――を条件に投資妙味が高まる32社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PERは19日現在)
なお、21日(日)16時00分に「10万円以下で買える、財務健全&低PER【スタンダード】編」を配信する予定です。ご期待下さい。
最低投資 株主資本 予想
コード 銘柄名 金額 比率 PER
<1786> オリエン白石 35000 68.5 13.2
<4093> アセチレン 39300 52.0 8.5
<6535> アイモバイル 50000 64.0 11.0
<7244> 市光工 50600 51.8 9.7
<6262> ペガサス 57300 68.9 14.2
<9788> ナック 58500 60.4 9.9
<8881> 日神GHD 58800 55.1 12.5
<8864> 空港施設 60600 52.6 13.9
<3679> じげん 61000 56.3 14.5
<6480> トムソン 61500 63.8 13.7
<5957> 日東精 62300 61.1 10.8
<7246> プレス工 63700 56.2 9.4
<7600> 日本MDM 65900 81.0 13.4
<3834> 朝日ネット 68500 87.6 11.9
<4246> DNC 70300 50.1 8.3
<6445> ジャノメ 70400 67.3 8.6
<9273> コーア商HD 74100 75.7 11.3
<5959> 岡部 79700 70.9 13.2
<4996> クミアイ化 80500 52.4 8.1
<3924> ランドコンピ 82100 66.0 11.6
<9990> サックスバー 82300 70.7 9.7
<4215> タキロンCI 85000 61.9 14.8
<4548> 生化学 87600 88.4 13.9
<6118> アイダ 88300 65.2 12.1
<9412> スカパーJ 89500 66.7 14.1
<2374> セントケア 90400 51.6 10.4
<7820> ニホンフラ 92500 70.3 11.7
<4097> 高圧ガス 92900 63.0 10.7
<9543> 静ガス 94700 70.0 13.0
<7347> マーキュリア 95500 86.5 9.2
<5408> 中山鋼 96200 68.7 7.2
<5301> 東海カーボン 96280 52.1 13.7
※単位は、最低投資金額は円、株主資本比率が%、PERは倍。
※対象条件について、直近予想の「最終利益が経常利益の80%以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。
※通期予想が無配・未定の銘柄は除いた。
株探ニュース