英ポンド週間見通し:伸び悩みか、早期利下げ観測後退も日銀利上げ期待
■弱含み、日英金利差縮小の思惑残る
今週のポンド・円は弱含み。英中央銀行による早期利下げの可能性は低下したが、7月末の日本銀行金融政策決定会合に向けて追加利上げ観測が浮上しており、日英金利差縮小を想定したポンド売り・円買いが観測された。また、フランスの政局不安後退でユーロ売り・ポンド買いが縮小したこともポンド・円相場を圧迫する一因となった。取引レンジ:202円11銭-205円79銭。
■伸び悩みか、早期利下げ観測後退も日銀利上げ期待
来週のポンド・円は伸び悩みか。6月英消費者物価指数(CPI)などインフレ指標は予想に反して強含み、英中央銀行による早期利下げ観測は後退。英国経済の回復も見込まれ、ポンド買いに振れやすい展開となりそうだ。一方、7月30-31日の日本銀行金融政策決定会合に向け利上げ期待が高まり、目先的にリスク選好的なポンド買い・円売りは抑制される可能性がある。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・24日:S&Pグローバル7月サービス業PMI(6月:52.1)
予想レンジ:202円00銭-205円00銭
《FA》