外為サマリー:156円60銭台へ軟化、不透明要因で方向感に欠ける
23日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=156円65銭前後と前日午後5時時点に比べ10銭強のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=170円59銭前後と同10銭強のユーロ安・円高で推移している。
ドル円は、午前8時30分時点では157円00銭近辺で推移していたが、午前9時以降、ドル売り・円買いが強まり156円60銭台までドルは下落した。11月の米大統領選挙に向けバイデン大統領が撤退を発表し、ハリス副大統領が民主党の有力候補に浮上した。これに伴い、足もとでは共和党のトランプ前大統領の勝利を見込んだ「トランプ・トレード」に巻き戻しの動きも出ているが、なお不透明感は強く気迷い相場となるなか、方向感に欠ける展開となっている。
ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0888ドル前後と同0.0002ドル前後のユーロ高・ドル安で推移している。