コカ・コーラが決算受け小幅高 引き続き値上げが奏功=米国株個別
(NY時間09:57)(日本時間22:57)
コカ・コーラ<KO> 65.40(+0.63 +0.97%)
コカ・コーラ<KO>が小幅高。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益が予想を上回ったほか、既存事業売上高の伸びも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の1株利益および既存事業売上高を上方修正している。値上げが奏功。
アナリストは「同社のストーリーは変化しつつあり、1株利益の伸びはここ数四半期の主な原動力であった価格上昇に対して、コスト圧力の緩和による利益率の拡大により牽引さた」と述べた。
消費者が食料品の値上げに神経質になり始めた一方、同社は飲料の値上げを続けている。地域平均で9%、北米では11%の値上げを行った。世界全体での総ユニットケース数量は、北米で1%減少したものの、予想通りに2%増加した。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益:0.84ドル(予想:0.81ドル)
・売上高:123.1億ドル(予想:117.8億ドル)
・既存事業売上高:+6%(予想:+1.9%)
・ユニットケース販売数量:+2%(予想:+1.8%)
炭酸飲料:+3%(予想:+1.8%)
(通期見通し)
・1株利益:+5~6%(従来:+4~5%)
・既存事業売上高:+9~10%(従来:+8~9%)(予想:+9%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース