GEエアロスペースが決算受け上昇 通期の見通し上方修正=米国株個別

材料
2024年7月24日 1時23分

(NY時間12:23)(日本時間01:23)

GEエアロ<GE> 174.46(+11.70 +7.19%)

航空機エンジンのGEエアロスペース<GE>が上昇。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、売上高は予想を下回ったものの、1株利益は予想を上回った。通期のガイダンスも公表し、1株利益、売上高とも見通しを上方修正した。夏の繁忙期におけるメンテナンス・サービスの旺盛な需要を活用。同社は価格決定力が向上し、通期のキャッシュフローと利益の見通しを引き上げた。

カルプCEOは声明で「受注、営業利益、フリーキャッシュフロー(FCF)が2桁増となり、第2四半期も好調な業績を達成した。これまでの業績と事業全体の勢いを考慮し、通期の利益とFCFのガイダンスを引き上げる」と述べた。

また、「フライトデッキを活用することで供給制約を解消し、顧客の需要に完全に応えていく。今日、明日、そして将来のために戦略的優先事項を進めることで、顧客のニーズを満たし、株主のために卓越した価値を創造することができると確信している」とも述べた。

アナリストは「投資家は今期、中核の製造部門からの売上が明るさを見せ、収益性も高まると予想していた。結果は非常に力強い利益、ガイダンスの引き上げという形でこれを実現した」と述べている。「経営環境が厳しい中でも、同社の利益の見通しが上昇し続けていることはいくらか心強い」とも語った。

(4-6月・第2四半期)

・1株利益(調整後):1.20ドル(予想:0.99ドル)

・売上高:82.2億ドル 4%増(予想:84.4億ドル)

・FCF(調整後):11億ドル 17%増(予想:9.67億ドル)

(通期見通し)

・1株利益:26.10~26.60ドル(従来:25.65~26.35ドル)(予想:26.35ドル)

・売上高:705~715億ドル(従来:685~700億ドル)(予想:698億ドル)

・FCF:60.0~63.0億ドル(予想:63.2億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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