テスラが決算受け大幅安 自動車の粗利益率が予想外に低調だった点が指摘される=米国株個別

材料
2024年7月24日 22時34分

(NY時間09:34)(日本時間22:34)

テスラ<TSLA> 221.73(-24.65 -10.00%)

テスラ<TSLA>が大幅安。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、売上高は予想を上回ったものの、1株利益が4四半期連続で予想を下回ったほか、フリーキャッシュフロー(FCF)も予想を下回った。

同社は今年の販売台数の伸びは依然として著しく低いと予想しており、引き続き全社的なコスト削減に注力すると述べた。また、注目のロボタクシーは「箱なし」生産戦略を継続。半導体工場は2025年末の生産開始を目指すとしている。

アナリストは株価の圧迫要因として、第2四半期の自動車の粗利益率が予想外に低調だった点を指摘している。自動車の粗利益率は14.6%だった。

また、戦術的には「第2四半期以降にコンセンサスが十分に低下し、株価も有意義に調整されれば、10月に向けたセットアップが改善する」とも述べていた。

マスクCEOは「ロボタクシー」の発表を当初より2カ月遅れの10月10日への延期を正式に明らかにした。デザイン変更を取り入れるためだとしている。ロボタクシーはヒューマノイドロボット「オプティマス」と同様、テキサス州オースティンにある工場で製造されるとも述べた。

(4-6月・第2四半期)

・1株利益(調整後):0.52ドル(予想:0.60ドル)

・売上高:255億ドル(従来:246.3億ドル)

・粗利益率:18%(予想:17.4%)

・自動車粗利益率:14.6%

・FCF:13.4億ドル(予想:19.2億ドル)

・設備投資:22.7億ドル(予想:25.4億ドル)

・営業利益:16.1億ドル(予想:18.1億ドル)33%減

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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