AT&Tが決算受け上昇 携帯加入者が予想を遥かに上回る水準で増加=米国株個別
(NY時間10:16)(日本時間23:16)
AT&T<T> 18.94(+0.73 +3.98%)
AT&T<T>が上昇。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益は予想範囲内だったものの、売上高は予想を若干下回った。通期のガイダンスも公表し、1株利益、EBITDAの見通しを維持した。
ただ、携帯の加入者数が41.9万件の純増と予想を遥かに上回る水準で増加したことが好感されている。これは8四半期ぶりの増加で、解約率も0.7%に留まったという。新規顧客と既存顧客に同じキャンペーンを提供するマーケティングが奏功したとしている。
同社によると、高速光ファイバーの顧客の40%近くが携帯電話サービスも契約しているという。スタンキーCEOは声明で「顧客は家庭でも職場でも外出先でもシームレスに接続できる1つのプロバイダーをますます求めるようになっている」と述べた。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.57ドル(予想:0.57ドル)
・売上高:298億ドル 0.3%減(予想:300億ドル)
モビリティ:205億ドル 1%増(予想:206.2億ドル)
・EBITDA(調整後):113億ドル(予想:113.1億ドル)
・FCF:46億ドル(予想:41.2億ドル)
・ポストペイド型ワイヤレス:+59.3万件(予想:+38.3万件)
・ポストペイド型携帯:+41.9万件(予想:+28万件)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):2.15~2.25ドル(予想:2.21ドル)
・EBITDA(調整後):+3%
・FCF:170~180億ドル(予想:175億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース