IBMが決算受け時間外で上昇 1株営業利益、売上高とも予想上回る AI事業への引き合いが急増=米国株個別
(NY時間16:58)(日本時間05:58)時間外
IBM<IBM> 191.14(+7.12 +3.87%)
IBM<IBM>が時間外で上昇。引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株営業利益、売上高とも予想を上回った。通期のガイダンスでは売上高について、従来の見通しを据え置いたものの、フリーキャッシュフロー(FCF)の見通しは上方修正した。
顧客が最新技術の導入に取り組む中、同社のAI事業への引き合いが急増していると報告。AIコンサルティングとソフトウェアのブッキングは20億ドルを超えているという。これは4月の決算報告で開示した10億ドルの2倍となっている。
クリシュナCEOは「AI関連の売上高の約4分の3はコンサルティングで、残りはソフトウェア。時間の経過とともに、ソフトウェアからの売上高のシェアが高まるだろう」と述べた。
(4-6月・第2四半期)
・1株営業利益 2.43ドル(予想:2.20ドル)
・売上高157.7億ドル(予想:156.1億ドル)
ソフトウェア:67.4億ドル(予想:65.1億ドル)
コンサルティング:51.8億ドル(予想:53.1億ドル)
インフラ:36.5億ドル(予想:35.4億ドル)
・粗利益率(調整後):57.8%(予想:56.1%)
・FCF:26.1億ドル(予想:23.6億ドル)
(通期見通し)
・売上高:1桁台半ばの伸びで変わらず
・FCF:約120億ドル超(従来:約120億ドル)(予想:123.5億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース