金は2300~2500ドルのレンジ サンワード貿易の陳氏(山崎みほ)

経済
2024年7月25日 17時01分

皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター山崎みほの気になるレポートです。今回は、NY金についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『金は2300~2500ドルのレンジ』と述べています。

続けて、『週明け22日のNY金は、米金利の反発から4営業日続落。前週末比4.40ドル(0.18%)安の1オンス=2394.70ドル』と伝え、『バイデン米大統領は21日、再選への挑戦を断念し、11月の大統領選から撤退する意向を表明。11月の選挙ではハリス副大統領を候補者として支持すると表明した。この情勢を見て、トランプ・トレードの巻き戻しが起こったようだ。選挙戦で優位に立っているとされる共和党候補のトランプ前大統領は低金利志向を鮮明にし、足元の為替相場についてドル高をけん制する発言を行っていたため金相場が上昇していた』と解説しています。

そして、『今週は、2024年4~6月期国内総生産(GDP)改定値のほか、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として重視する個人消費支出(PCE)物価指数が発表される。米経済の好調とインフレの沈静化が示されれば、市場が織り込む年内2回以上の利下げ観測が一層強まるとして、金の先高観を見込む向きは多い』と見解を述べています。

次に、『今月末には米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される。政策金利は据え置きの見込みだが、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見で、9月会合での利下げに関して何らかのヒントを示すかどうか注目される』と述べています。

また、『混沌としてきた米大統領選を背景に、金現物投資が徐々に強まっているようだ。金ETFは、前月より10トンあまり増加している』と言及しています。

こうしたことから陳さんは、『節目の2400ドルを、先週いったん上抜いたものの、中国の金購入の動きも見られない中、重要イベントが通過するまで金相場の重い展開が続きそうだ。また、8月となれば夏季休暇を迎えるため、積極的な買いも入りづらいだろう。ただ、長期的に見れば、米国の財政赤字と債務上限問題は、ドルを棄損する可能性が高く、金相場の下げは限定的だろう』と考察しています。

今週のNY金のレンジについては、『当面、2300~2500ドルのレンジで推移するだろう』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の7月24日付「金は2300~2500ドルのレンジ」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 山崎みほ

《CS》

提供:フィスコ

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