配当利回り“3%超”の【連続増配】リスト〔第1弾〕32社選出 <成長株特集>
長年増配を続ける企業は、安定した財務基盤を備え、かつ中長期的に業績を伸ばしていることが多い。こうした株主還元に積極的な成長企業は、毎年受け取る配当が増えるだけでなく、株価も上昇するケースがみられ、インカムゲインとキャピタルゲインの両面で投資妙味のある銘柄として、新NISA(少額投資非課税制度)の投資対象としても注目を集めている。
本特集では、連続増配株のなかでも配当利回りが高水準な銘柄に注目してみた。今回は第1弾として、時価総額が700億円以上の銘柄を対象に、(1)今期に7期以上の連続増配を見込む、(2)今期の年間配当利回りが3%を上回る、(3)今期の最終利益が増益の見通し、といった条件を満たす32社を選び出し、配当利回りが高い順に記した。
なかでも、配当利回りが4%以上の丸井グループ <8252> [東証P]、アステラス製薬 <4503> [東証P]、タマホーム <1419> [東証P]、テイ・エス テック <7313> [東証P]、MS&ADインシュアランスグループホールディングス <8725> [東証P]、竹内製作所 <6432> [東証P]、野村不動産ホールディングス <3231> [東証P]は今後も安定した配当が期待できる高配当株として要注目だ。
また、ベルーナ <9997> [東証P]、みずほリース <8425> [東証P]、豊田通商 <8015> [東証P]、オープンハウスグループ <3288> [東証P]、ニチコン <6996> [東証P]は予想PERが10倍以下と割安感が強く、株価の水準訂正余地が大きい銘柄としてマークしたい。
年間配当 連続増配 今期最終 予想
コード 銘柄名 利回り 期数 増益率 PER 決算期
<8252> 丸井G 4.46 13 7.4 16.8 25.03
<4503> アステラス 4.45 13 76.0 99.5 25.03
<1419> タマホーム 4.34 9 5.1 14.2 25.05
<7313> TSテック 4.28 13 17.5 19.8 25.03
<8725> MS&AD 4.23 12 65.2 8.9 25.03
<6432> 竹内製作所 4.19 14 5.2 8.3 25.02
<3231> 野村不HD 4.10 13 2.7 9.9 25.03
<8593> 三菱HCキャ 3.86 26 9.0 11.0 25.03
<1951> エクシオG 3.84 13 11.2 15.1 25.03
<9997> ベルーナ 3.81 7 37.0 9.2 25.03
<8425> みずほリース 3.70 20 7.9 8.0 25.03
<3003> ヒューリック 3.57 12 3.6 11.3 24.12
<1926> ライト 3.54 12 16.1 10.5 25.03
<8015> 豊田通商 3.47 15 5.6 8.7 25.03
<9757> 船井総研HD 3.47 14 5.7 18.4 24.12
<1928> 積水ハウス 3.43 13 3.3 11.7 25.01
<8418> 山口FG 3.41 14 30.9 11.5 25.03
<4204> 積水化 3.39 15 0.1 11.9 25.03
<4206> アイカ 3.34 16 2.4 14.0 25.03
<8572> アコム 3.33 8 4.7 11.9 25.03
<7970> 信越ポリ 3.32 7 1.5 13.3 25.03
<7164> 全国保証 3.30 12 4.2 13.6 25.03
<9989> サンドラッグ 3.23 23 4.5 15.5 25.03
<9433> KDDI 3.18 23 8.2 13.4 25.03
<3288> オープンH 3.17 11 0.5 6.7 24.09
<5011> ニチレキ 3.17 9 2.5 15.1 25.03
<8566> リコーリース 3.11 25 30.3 11.1 25.03
<8804> 東建物 3.11 11 6.5 11.1 24.12
<6996> ニチコン 3.06 12 0.6 9.1 25.03
<9960> 東テク 3.02 13 7.1 13.3 25.03
<8919> カチタス 3.02 7 10.6 15.4 25.03
<9037> ハマキョウ 3.00 19 3.6 10.1 25.03
※経常利益の単位は百万円。
※連続増配は上場以降に発表された決算が対象。今期予想を含めた連続期数。
株探ニュース