フォードが決算受け大幅安 品質問題で保証費用が急増=米国株個別

材料
2024年7月25日 22時41分

(NY時間09:41)(日本時間22:41)

フォード<F> 11.59(-2.09 -15.25%)

フォード<F>が大幅安。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益が予想を下回ったほか、EBITも予想を下回った。新車の品質問題が保証費用の急増につながったとしている。保証費用は第1四半期から8億ドル増加。2021年以前に製造されたモデルの品質問題が要因としている。

ローラーCFOは声明で「品質を向上させ、コストと複雑さを軽減するために、まだ多くの仕事が残っているが、チームは全力で取り組んでおり、正しい方向に向かっている」と述べた。

フォードは昨年、顧客の車の修理に48億ドルを費やした。今年初めに同社は再設計したF-150ピックアップトラック約6万台の特別な品質チェックを行った。ファーリーCEOによると、これによって12件のリコールが回避され、今後はすべての新型車について同様のプロセスを踏むことになるとしている。

ファーリーCEOによると「われわれは現在、顧客に届く前に品質問題を発見するため、故障に至るまで車両をテストし、極めて高い走行距離で走らせているという。この新しいプロセスの効果が保証費用の減少に現れるまでに18カ月かかる」としている。「四半期は不規則になり、困難が伴いますが、時間の経過とともに保証費用は削減される」とも語った。

(4-6月・第2四半期)

・1株利益(調整後):0.47ドル(予想:0.67ドル)

・売上高:478億ドル 6.2%増

フォード・ブルー:267億ドル(予想:256.3億ドル)

フォード・モデルe:11.0億ドル(予想:13.1億ドル)

フォード・プロ:170億ドル(予想:164.8億ドル)

・EBIT(調整後):28.0億ドル 26%減(予想:37.3億ドル)

・EBITマージン:5.8%(予想:8.0%)

(通期見通し)

・FCF:75~85億ドル(従来:65~75億ドル)

・EBIT(調整後):100~120億ドル(予想:112.3億ドル)

フォード・ブルー:60~65億ドル(予想:70~75億ドル)

フォード・モデルe:-50~-55億ドル(予想:-54.7億ドル)

フォード・プロ:80~90億ドル(予想:84.6億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.