7月25日のNY為替概況
25日のニューヨーク外為市場でドル・円は152円55銭から154円32銭まで上昇し、引けた。
米4-6月期国内総生産（GDP）速報値が前期から予想以上に伸びが拡大、消費も強く、さらに、先週分新規失業保険申請件数も予想以上に減少し労働市場の底堅さも明らかになり、早期の利下げ観測後退でドルの買戻しが優勢となった。ただ、日銀が来週の金融政策決定会合で金融政策を正常化するとの思惑を受け円売りは限定的となった。
ユーロ・ドルは1.0830ドルまで下落後、1.0870ドルまで上昇し、引けた。
ユーロ・円は、165円50銭から167円59銭まで上昇。リスク選好の円売りが優勢となった。
ポンド・ドルは1.2860ドルから1.2892ドルのレンジで上下した。
ドル・スイスは0.8780フランから0.8820フランまで上昇。
[経済指標]
・米・4-6月期GDP速報値：前期比年率＋2.8％（予想：+2.0％、1-3月期：+1.4％）
・米・4-6月期個人消費速報値：前期比年率＋2.3％（予想：+2.0％、1-3月期：+1.5％）
・米・6月耐久財受注速報値：前月比―6.6％（予想：+0.3％、5月：+0.1％）
・米・6月耐久財受注(輸送用機器除く)速報値：前月比＋0.5％（予想：+0.2％、5月：-0.1％）
・米・6月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値：前月比＋0.1％（予想：+0.2％、5月：－0.7％←-0.6％）
・米・先週分新規失業保険申請件数：＋23.5万件（予想：23.8万件、前回：24.5万件←24.3万件）
・米・失業保険継続受給者数：185.1万人（予想：186.8万人、前回：186万人←186.7万人）
・米・7月カンザスシティ連銀製造業：－13（－5、6月－8）
《KY》
