デッカーズが決算受け上昇　１株利益の見通しを上方修正＝米国株個別

（NY時間10:14）（日本時間23:14）

デッカーズ<DECK>　903.82（+62.32　+7.41%）

靴などアパレルメーカーのデッカーズ・アウトドア<DECK>が上昇。前日引け後に４－６月期決算（第１四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。通期のガイダンスも公表し、１株利益の見通しを上方修正した。

アナリストはガイダンスの上方修正が予想より大きいとし、ＨＯＫＡとＵＧＧの強さを強調。「技術革新の一貫性、セグメンテーション、そして将来も堅調な成長プロフィールを支える消費者直販（ＤＴＣ）の成長に感銘を受け続けている」と述べた。

また「ＨＯＫＡとＵＧＧの好調と粗利益率改善により、１株利益は四半期でまた大きく伸びた」と語った。「マクロの減速という市場の懸念にもかかわらず、経営陣は環境変化の兆候を示さず、今年も収益の上振れの可能性があることを示唆している」とも述べている。

（４－６月・第１四半期）

・１株利益：4.52ドル（予想：3.47ドル）

・売上高：8.25億ドル　22％増（予想：8.08億ドル）

ＵＧＧ：2.23億ドル（予想：2.16億ドル）

テバ：4630万ドル（予想：4650万ドル）

サヌーク：690万ドル（予想：873万ドル）

ＨＯＫＡ：5.45億ドル（予想：5.33億ドル）

・粗利益率：56.9％（予想：53.9％）

（２５年度通期見通し）

・１株利益：29.75～30.65ドル（従来：29.50～30ドル）

・売上高：47億ドル（予想：48億ドル）

・粗利益率：約54％（従来：53.5％）（予想：54％）

・営業利益率：19.5～20％（予想：19.5％）

【企業概要】

米国内外の紳士・婦人・子供用のフットウェア・アパレル・アクセサリーのデザイン・マーケティング・流通を手掛ける。主にUGG・HOKA・Teva・Sanuk・Koolaburraの独自ブランドで、小売業者・国際代理店を通じて製品を販売するほか、ウェブサイトと小売店で消費者に直接販売する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース