ブリストルが決算受け上昇 新薬への需要が業績の落ち込みを克服=米国株個別

材料
2024年7月26日 23時42分

(NY時間10:39)(日本時間23:39)

ブリストル<BMY> 48.66(+3.39 +7.48%)

医薬品のブリストル・マイヤーズ・スクイブ<BMY>が上昇。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を大きく上回った。通期のガイダンスも公表し、1株利益の見通しを上方修正している。新薬に対する需要が業績の落ち込みを乗り越えたことを示唆した。アナリストは「新薬の売上は同社の最近の苦境を考えると心強い」と述べている。

同社は主要医薬品が厳しい競争と新たな価格圧力に直面している中、将来について難しい問題に直面している。革新的な新薬に焦点が当てられる中、前日に財務ガイダンスを引き上げた大手薬4社に続いた。

主要製品の売上高はすべて予想を上回り、抗炎症薬ソティクトゥ、心臓病治療薬カムジオス、貧血治療薬レブロジルの同社の将来を左右する3剤が予想を上回った。

エルキンスCFOは「複数のブランドに渡って、今年後半に向けて良い勢いがあり、2025年に向けて本当に良い準備が整った」と述べている。

(4-6月・第2四半期)

・1株利益(調整後):2.07ドル(予想:1.61ドル)

・売上高:122億ドル(予想:115.2億ドル)

・粗利益率(調整後):75.6%(予想:73.8%)

・調整後研究開発費:23.0億ドル(予想:23.7億ドル)

・調整後販管費:19.2億ドル(予想:19.9億ドル)

(通期見通し)

・1株利益(調整後):0.60~0.90ドル(予想:0.40~0.70ドル)

【企業概要】

主にがんや免疫系・心血管疾患領域の革新的な医薬品を発見・開発・提供するバイオ医薬品会社。メラノーマ・膀胱がん・胃がんとその他のがんを対象とする完全ヒト型モノクローナル抗体Opdivoや、多発性骨髄腫・リンパ腫等を適応症とする経口免疫調整薬、非小細胞肺がんの治療に使用される抗がん剤等を提供する。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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