オーリンが決算受け下落 ハリケーン「ベリル」の被害が第3四半期に影響が及ぶと説明=米国株個別

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2024年7月27日 1時44分

化学薬品と弾薬のオーリン<OLN>が下落。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回った。また、テキサス州フリーポートの事業がハリケーン「ベリル」の被害を受けたため、第3四半期のEBITDAに影響が及ぶと説明した。

フリーポートの多くの工場は操業に復帰しているが、付帯設備への風害により、残りの工場は生産再開に至っていない述という。同社は、操業再開のための費用、未吸収の製造固定費、暴風雨に伴う売上損失による利益減少により、第3四半期のEBITDAは約1億ドル減少すると予想している。

アナリストは「1億ドルの予想は、同氏が予想していた4000万ドルよりも遥かに高い」と述べている。また、経営陣は、同社のクロールアルカリ製品とビニール事業に対する需要改善が期待されていたが、年初の予想よりも進展は遅れていることも明らかにした。

(4-6月・第2四半期)

・1株利益:0.62ドル(予想:0.69ドル)

・売上高:16.4億ドル 3.4%減(予想:17億ドル)

クロールアルカリ製品およびビニール:9.2億ドル(予想:9.4億ドル)

エポキシ:3.18億ドル(予想:3.55億ドル)

ウィンチェスター:4.06億ドル(予想:4.06億ドル)

・EBITDA(調整後):2.78億ドル(予想:2.89億ドル)

【企業概要】

塩素アルカリ製品・塩化ビニル・エポキシ樹脂・銃器の分野で事業を展開し、化学製品と弾薬等の製造・販売を行う。苛性ソーダ、二塩化エチレン、芳香族化合物、スポーツ用弾薬、小口径の軍用弾薬やその他さまざまな製品を扱う。法人顧客・量販店・代理店・小売店・卸売業者・元請け業者・米国政府等に直接する。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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