日本高純度が続急伸、生成AI関連向けなど好調で第1四半期営業利益2.7倍
日本高純度化学<4973>が続急伸している。前週末26日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)単独決算が、売上高30億7900万円(前年同期比8.3%増)、営業利益1億4900万円(同2.7倍)、純利益2億7100万円(同2.3倍)と大幅増益となったことが好感されている。
生成AI関連の半導体パッケージ向けにプリント基板・半導体搭載基板用めっき薬品が安定的に推移したほか、スマートフォンやパソコンなどの民生向け及びメモリ向けの販売も徐々に回復に向かっていることが業績を牽引。また、コネクタ用めっき薬品で、産業機器向けは需要減となったものの車載向けが底堅く推移したほか、スマートフォン向け需要に回復の兆しがみられたことも寄与した。
なお、25年3月期通期業績予想は、売上高130億円(前期比13.8%増)、営業利益5億円(同41.1%増)、純利益5億8000万円(同5.8%増)の従来見通しを据え置いている。