マクドナルド、冴えない決算も上げ幅伸ばす 懸念していたほどではないとの見方=米国株個別

材料
2024年7月30日 0時23分

(NY時間11:23)(日本時間00:23)

マクドナルド<MCD> 261.67(+9.67 +3.84%)

その後もマクドナルド<MCD>に買いが続いており、上げ幅を伸ばしている。取引開始前に4-6月期(第2四半期)の決算を発表し、既存店売上高が2020年以来の減収となり、予想も下回った。ただ、投資家が懸念していたほどの落ち込みではないとの見方が広がっている。

第2四半期の既存店売上高は前年比1%の減収となった。各地域で売上が減少したが、特に米国は、価格上昇で一部相殺されたものの、来店客数の減少が響いた。

ボーデンCFOは「消費者の財布が圧迫されており、第3四半期の既存店売上高も3つの地域で減収が見られている。しかし、このような環境変化が向こう数四半期に及ぶとは思っていない」と述べた。

同社は今年に入り、長年の値上げと家計のひっ迫により、世界中の消費者がビッグマックの購入を控えたため、売上の伸びを鈍化させている。ケンプジンスキーCEOは「われわれの価値観リーダーシップ・ギャップが拡大しており、これを回復させる」と宣言した。

同社は、米国で5ドルセットを開始したが、初期の集客は順調だが、売上増は年後半にならないと分からない。また「ベーコン・ケイジャン・クリスピー」や「おばあちゃんマックフルーリー」などの限定メニューも登場させ、顧客の誘致を図っている。

同社は決算説明会で「5ドルセットを注文した人の平均会計額は10ドルを超えており、このプロモーションの上に商品を追加で購入していることを示唆している」と述べていた。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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