さくらネットが急反落、第1四半期営業利益2.2倍も進捗率の低さを嫌気
さくらインターネット<3778>が急反落している。29日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高59億3500万円(前年同期比16.3%増)、営業利益2億3100万円(同2.2倍)と大幅増益となったものの、上期計画に対する営業利益の進捗率は29%と低く、これを嫌気した売りが出ているようだ。
今年1月から生成AI向けGPUクラウドサービスの提供を開始したことや、さくらのクラウド、さくらのVPSなどクラウドサービスの順調な成長により、売上高・営業利益が伸長した。ただ純利益は、前年同期に投資有価証券売却益の計上があった反動で4100万円(同61.5%減)と減益となった。
なお、25年3月期通期業績予想は、売上高280億円(前期比28.3%増)、営業利益20億円(同2.3倍)、純利益12億5000万円(同91.8%増)の従来見通しを据え置いている。