6月の米求人件数 労働市場の冷え込みの傾向を覆す結果

市況
2024年7月30日 23時41分

日本時間23時に米労働省が発表した6月の米求人件数は前回5月の修正値である823万人から818万人に減少した。減少はしたものの、800万人超の水準は維持しており、市場の予想も上回っていた。労働市場が徐々に冷え込んでいるという最近の傾向を覆す結果となり、労働需要の減速もここ来て落ち着き始めていることが示唆されている。

雇用主が採用を抑制し、賃金の伸びが鈍化しているにもかかわらず、労働者に対する需要は依然として堅調であることを示している。

FRBが注視している求人倍率は1.2倍で、パンデミック前の水準に並んだ。最も求人が増えた業種は、貿易、宿泊・飲食サービス、州・地方政府であった。製造業の欠員は過去2年間で最も減少している。一方、レジャー・接客業と専門・ビジネス・サービスは足を引っ張り、求人数はパンデミック以来の最低となった。

離職率は2.1%と2020年以来の低水準を維持。これは労働者が数年前よりも新しい職を見つけることに自信がなくなっていることを示している。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.