NY株式:NYダウは203ドル高、FOMC結果発表待ちの調整

市況
2024年7月31日 5時35分

米国株式市場はまちまち。ダウ平均は203.40ドル高の40,743.33ドル、ナスダックは222.78ポイント安の17,147.42で取引を終了した。

連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えた調整が続き、寄り付き後、まちまち。ダウは金融セクターが支援し、終日底堅く推移し終盤にかけ上げ幅を拡大した。一方、ナスダックはローテ―ションに加え、連邦公開市場委員会(FOMC)や主要ハイテク企業の決算を控えた警戒感にハイテクの手仕舞い売りが加速し、下落。まちまちで終了した。セクター別では、エネルギー、銀行が上昇した一方、半導体・同製造装置が下落。

格安航空会社のジェットブルー(JBLU)は四半期決算で予想外の黒字を計上し、買われた。オンライン決済のペイパル(PYPL)は四半期決算で通期の業績見通しを引き上げたほか、追加自社株買い計画が好感され、上昇。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は意図せずにボンネットが開く不具合で185万台をリコールしたことが明らかになり、売られた。

サイバーセキュリティ製品・サービス会社のクラウドストライク・ホールディングス(CRWD)は大規模システム障害を受け、航空会社のデルタ(DAL)が同社とソフトウエア会社のマイクロソフト(MSFT)に対する補償請求の可能性を検討するため弁護士を雇ったとの報道が嫌気され、大幅安。マイクロソフト(MSFT)も売られた。航空会社のデルタ(DAL)は上昇。ヘルスケア商品のメルク(MRK)は四半期決算で調整後の1株利益が予想を上回ったものの、HPVワクチンの売り上げや通年の売上高予想が予想を下回り、下落した。

ソフトウエア会社のマイクロソフト(MSFT)は取引終了後に四半期決算を発表。クラウドサービスの収入の伸びが冴えず、時間外取引で売られている。

(Horiko Capital Management LLC)

《ST》

提供:フィスコ

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