米国株見通し:下げ渋りか、今後の利下げに思惑
(14時20分現在)
S&P500先物 5,497.75(+25.25)
ナスダック100先物 19,125.00(+188.75)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は51ドル安。米金利は下げ渋り、本日の米株式市場は売り買い交錯となりそうだ。
30日の主要3指数はまちまち。ナスダックとS&Pは3日ぶり反落、逆にダウは203ドル高の40743ドルと2日ぶりにプラスへ浮上。連邦公開市場委員会(FOMC)にらみで動きづらいなか、この日のJOLTS求人件数や消費者物価指数は予想よりも強く、成長期待の買いが先行。ただ、大手ハイテクが決算前に売られ、相場を圧迫した。一方、イスラエルのヒズボラへの攻撃で中東情勢の緊迫化が警戒され、積極的な買いを抑制した。
本日は下げ渋りか。FOMCでは政策金利の据え置きが織り込まれ、9月から年内2回の利下げが示唆されると市場は期待する。ただ、足元で発表されたインフレ指標は顕著な鈍化は示されておらず、政策方針は市場観測ほどハト派寄りでない可能性も。その際には金利高を背景に売り優勢となりそうだ。もっとも、年内の利下げは確実視され、売りは抑制される見通し。また、メタ・プラットフォームズの決算を控え売りづらい展開とみる。
《TY》