今日の為替市場ポイント:日米金利差のさらなる縮小を想定してドルは伸び悩む可能性

通貨
2024年8月1日 9時04分

7月31日のドル・円は、東京市場では153円88銭まで買われた後、150円62銭まで反落。欧米市場では151円26銭まで買われた後、一時149円61銭まで反落し、149円98銭で取引終了。本日8月1日のドル・円は主に150円を挟んだ水準で推移か。日米金利差のさらなる縮小を想定してドルは伸び悩む可能性がある。

米連邦準備制度理事会(FRB)は7月30-31日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を5.25-5.50%に据え置くことを決めたが、パウエルFRB議長は記者会見で、早ければ次回(9月開催)のFOMC会合で利下げを議論する可能性があると述べた。FOMCの声明ではインフレについて「2%の目標に向けてさらなる進展があった」との見解が表明された。利下げを開始する前にインフレが持続的に2%に向かっているという確信を強めることがなお必要との認識は変わっていないが、市場参加者は9月を含めて年内2回の利下げ実施を想定している。一方、日本銀行は企業の賃上げや政府の定額減税などによって利上げを実施しても景気の腰折れは回避できると判断している。日銀は今後の物価動向を注視しつつ、10-12月期に追加利上げが必要かどうかを検討することになりそうだ。

《NH》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.