ラキール:クラウド型アプリケーション開発・運用基盤「LaKeel DX」を展開

材料
2024年8月1日 14時23分

ラキール<4074>は、企業向けシステムの開発・保守及びクラウド型アプリケーション開発・運用基盤「LaKeel DX」とその関連製品の開発・販売等を行う。

「LaKeel DX」は、企業のシステム開発を可能とする細かな部品(ファイル管理、検索、マスタ連携といった機能)を数多く用意し、これらを組み合わせることで必要な業務機能の実現(システム開発)が可能となる。この開発技術で同社は特許を取得しており、ユーザー企業はサーバーやネットワーク機器を準備することなく、大手クラウド事業者が提供する、主にサーバー運用のためのクラウドプラットフォームのうえで、アプリケーションの開発・運用を行うことができる。プロダクトサービス(前期実績で売上高の58%)は、「LaKeel DX」上で稼働する製品、コンサルティングサービスを提供。プロフェッショナルサービス(同42%)は主に金融・情報・建設・資材などの基幹システムを対象に、システム開発・保守サービスを展開している。

24年12月期第1四半期の売上高は前年同期比13.5%増の2,087百万円、営業利益は同50.8%増の282百円で着地した。幸先よいスタートとなっている。プロダクトサービス、プロフェッショナルサービス共に順調に進捗、特にプロダクトサービスのライセンス販売が前年同期比89%増と伸長した。LaKeel製品のサブスクユーザーは327ユーザー(前年同期比14.3%増)で、ARPUは27.2万円(同3.4%増)。通期の売上高は前期比20.4%増の9,215百万円、営業利益は同34.8%増の1,044百万円と増収増益見通し。

大手企業を中心にビジネスを展開しており、直近では金融・サービス業領域の顧客が増えている。創業当時からの取引顧客も多く収益基盤となっている。DX国内市場は今後も市場拡大が続いていくため、同社の顧客数も堅調に増加していきそうだ。同社は、高い収益性が期待できるプロダクトサービスに注力しており、LaKeel DXを中心にLaKeel製品のラインナップを拡充するほか、ユーザー数を拡大していく。フロー型のコンサルティングサービスは、DXコンサルとデータ分析(BI)コンサルのハイブリッドなサービス提供を実施する。市場の拡大とともに、中長期的に業績の2桁成長が続いていきそうだ。

235,600株、3.6億円の自社株買いも注目される。

《NH》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.